ファンと握手する新井さん(中央)
東広島商工会議所は創立30周年記念として7月29日、東広島芸術文化ホールくららで、元広島東洋カープ選手の新井貴浩さんを迎えてトークショーを開いた。
新井さんは、集まったファン1045人を前に、「追い込まれないとやらないタイプで最後の3日間で宿題をやっていた。夏休みはクラブ(野球)活動ばかりでした」と話し、東京ディズニーランドができた年の夏は中学生で「キャプテンが休んではいけないだろうと、5人家族で1人旅行に行けず留守番になった思い出がある」と話し会場の笑いを誘った。
質問の時間もあり、西条小4年生の高瀬慶太君(9)の「プロ野球の選手時代の思い出は」という質問には、「25年ぶりのカープの優勝ですね。僕にとって初めての優勝だった。黒田選手と抱き合って喜びました」と答えていた。高瀬君は、「初めて新井選手と話すことができて、ドキドキ、ワクワクしました」と目を輝かせていた。新井さんは「無駄なことは、何一つない。トライ、トライをして勉強も野球も一生懸命にやってみてほしい」と子どもたちにメッセージを送っていた。
(奈須)