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運転免許の自主返納者増加 バス運賃割引の社会実験

  • 2022/03/16

社会実験に協力した4団体2社に、浜本署長から感謝状を手渡した贈呈式

   

 東広島署(浜本博志署長)は、昨年7~12月に実施した、運転免許証を自主返納した65歳以上の高齢者にバスの運賃割引券を交付する社会実験の結果をまとめた。社会実験期間中の自主返納者数は前年同時期より43人多い205人で、同署は「自主返納を促進する効果はあった」とした。
 自主返納した人の希望者には、西条市街地循環バス(のんバス)の2000円分の運賃割引券を交付。97人が運賃割引券を受け取り、使用率は17%だった。受け取った人を対象にしたアンケートでは約7割が「割引は必要」と回答。
 社会実験は、同署と東広島市遊技業防犯協力会、県トラック協会広島支部東広島分会、東広島安全運転管理協議会、東広島交通安全協会、芸陽バス、中国ジェイアールバスでつくる実行委員会が取り組み、同署はこのほど、協力した団体・企業に感謝状を贈った。加本邦宏交通課長は「支援策を充実させるためには、企業の皆さんの力が必要。今後、協力を呼び掛けていきたい」と話していた。
(橋本)

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