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(THU)

高齢者ドライバー対象に交通安全教室 東広島市が賀茂自動車学校で

  • 2020/10/01

俊敏性が測定できる「クイックアーム」に挑戦する参加者

 

 東広島市は10月21日、高齢者ドライバーを対象にした参加・体験型の交通安全教室を東広島市西条中央の賀茂自動車学校で開いた。市内に住む65歳以上のドライバー33人が参加し、教習車の実車講習や安全運転サポートカーの体験などを通して、交通安全に対する意識を高めた。東広島署や東広島交通安全協会などが協力。
 参加者は、同学校の教官が同乗する教習車に乗り込むと、校内の教習コースを運転。「後部座席でもシートベルトの着用を」「一時停止などの標識に注意して走行すること」など、教官からアドバイスを受けながら坂道や踏切、S字クランクなどに挑戦していた。ダイハツ広島のスタッフが運転するサポートカーに乗車した参加者は、先行する車両や歩行者にぶつかりそうになったときに警告音や緊急ブレーキで安全運転を支援する機能や、誤発進を抑制する機能を体感していた。
 同署管内で今年、交通事故で死亡した3人のうち高齢者は1人だった(10月20日時点)。市は、高齢者の交通事故防止を目的に、東広島自動車学校、道祖園自動車学校でも同様の教室を開いている。
(茨木)

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