研修員代表であいさつをするメキシコのイルレスさん(右)
8月26日から10月24日までの約2カ月間、国際協力機構中国国際センター(JICA中国)の「排水処理技術」コースを受けていた中南米からの研修員が10月23日、東広島市役所に高垣広徳市長を表敬訪問し、研修終了を報告した。
研修には、アルゼンチン、ボリビア、コロンビアなど中南米地域7カ国から8人が参加。ひろしま国際プラザを拠点に、関係施設や業務を見学して下水処理などの排水処理技術を学んだ。期間中には、酒まつりや清掃ボランティア、ひろしま国際プラザでのイベントなどにも参加し、市民らと交流を深めた。
高垣市長は「排水が起こす環境問題は世界中で重大な問題となっている。研修で学ばれたことが皆さんのさらなる力となることを願っている」と激励。メキシコの国立水工学研究所の研究者、イルレス・サライ・セグラ・エストラダさん(30)は「学んだ多くの知見や技術を持ち帰り、各自の業務で活用していきたい」と目を輝かせていた。
(茨木)