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新美術館が来年11月開館 建物は今月末完成

  • 2020/10/01

 

 昨年6月から建設工事が進められていた東広島市の新美術館が11月29日、東広島市西条栄町に完成する=写真。施設はコンクリート造の建築物で、美術品に悪影響を及ぼす可能性のある微量のアルカリ性物質などを除去するため、開館は来年11月になる。
 鉄筋4階建てで延べ床面積3947平方㍍の規模。企画展や常設展などを行う展示室は現美術館(八本松町原)の約2.5倍になる。現美術館にはなかった、市民の芸術活動の発表の場となる市民ギャラリーや、ワークショップ兼会議室に利用できるアートスペースなども設ける。
 新美術館の北側には西条中央公園や市芸術文化ホールくららが隣接。西条中央公園は現在改修工事を進めており、来年3月末に完成予定。展覧会の企画や美術品の収集は市が直営し、施設の管理は指定管理者が行う。
 11月6日に会見した高垣広徳市長は「鑑賞目的だけではなく、子どもたちに美術を啓発する、育成・創造型の美術館にしていきたい」と話していた。
(日川)

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