東広島市の特産物や農産物の魅力を知ってもらおうと、東広島市農林水産物販路拡大推進協議会が昨年度から「東広島ブランド」の商品開発プロジェクトに取り組んでいる。事業者と市民、行政が連携しながら、「つくり手」と「つかい手」のアイデアを形にした商品開発を進めている。昨年度は8事業者が11品目を開発。今年度は新たに50品目の開発を目指し、野菜や果物などの生鮮食品のブランド化に力を入れている。
7月17日と20日には、東広島芸術文化ホールくららで試食会が開かれ、市内の農業生産者など9事業者が旬の夏野菜や米粉パンを出品。両日で約60人が試食モニターとして参加した。出品された野菜は全部で約15種類。ピーマンやアスパラ、ズッキーニの他、生でも食べられる「赤オクラ」や肉厚で形崩れしにくい「下志和地青ナス」など、珍しい野菜も見られた。
モニターは、事業者の思いや商品の説明を聞いた後、実際に事業者が調理した試食品を味わっていた。モニターからは「普段食べている野菜とは違い、新しい印象があった」「(つくり手と直接話すことで)野菜について詳しく知ることができた」などの意見が聞かれた。(茨木)