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「睡眠教育の必要性知って」 日本睡眠環境学会が公開講座

  • 2020/09/23

 

 睡眠教育と睡眠環境の重要性をテーマにした市民公開講座が9月5日と6日、西条西本町の東広島市市民文化センターで開かれ、両日で延べ283人の市民が聴講した。広島国際大学と市教育文化振興事業団の共催で、同大心理学部心理学科の田中秀樹教授が大会長を務めた。

 心身を休養させ、脳と体を成長させる機能を持つ睡眠。近年では、生活の夜型化と睡眠時間の短縮化で、子どもから大人までが、適切な量の睡眠時間を確保できていないことが課題となっている。

 初日の講座では、睡眠のメカニズムや、子どもの発達との関わり、早い時期から睡眠教育を取り入れることの重要性などが紹介された。最終日には、田中教授や広島大学総合科学研究科の林光緒教授らが、認知症との関わりや、教育現場などで実施されている睡眠教室とその効果について取り上げた。睡眠日誌を2週間つけることで睡眠習慣が改善した例を挙げ、取り組みによって寝付きや熟睡感、寝起きの満足度、日中のすっきり感が増したことを報告した。(茨木)

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