東広島市は11月15日、同市西条栄町の東広島芸術文化ホールくららで「めざそう いきいき百歳!楽会INひがしひろしま2019」を開いた。高齢者が各地域で週1回集まって運動などの介護予防に取り組んでいる住民運営のグループ「通いの場」を知ってもらうことなどを目的に計画した。
イベントには、市内の「通いの場」のメンバーや地域住民ら285人が集った。「通いの場」に継続して参加している90歳以上の33人が「いきいき大先輩」として表彰され、高垣広徳市長から表彰状と花束を受け取った参加者は、元気の秘訣(ひけつ)について「何事もあまり気にしないようにしている」「日々感謝をして生活している」「趣味を持つこと」などと明かした。
「通いの場活動発表」では、福富町の「笑顔いっぱいサロン」と河内町の「百歳体操クラブ」と西条町の「いつくしま百歳体操同好会」が、体操や脳トレ、文学作品の音読などの多彩な取り組みを発表。進行役の広島国際大学総合リハビリテーション学部の大井博司教授は「人と会って話をする、役割を持って活躍することが、健康寿命を延ばすといわれている」と、「通いの場」への参加を呼び掛けた。参加した福富町の70代の女性は「所属している通いの場を皆で盛り上げていきたい」と話していた。