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(SUN)

東広島 暮らすた 「あなたの身近な防犯」

  • 2023/06/07

 市民の声を掲載しながら、東広島市の魅力を再発見する「東広島 暮らすた」。第2回目のテーマは「身近な防犯」。72人からの投稿があり、実践的なものからほっこりエピソードまでが集まりました。〈提供・東広島市〉

 「クラスタ」は房を意味する英語で、インターネット上では、「〇〇仲間」「〇〇が好きな集団」といった意味で使用されています。「東広島で暮らす人たちの集まり」「東広島のファン」という意味を込めた企画タイトルです。

VOICE 防犯について思うこと

 まちで見掛ける取り組みや防犯への思いなどが寄せられました。

●東広島の会社に通勤しています。小学校の登校時間に年配の方が見守っているのを見て、熱心だなと感心しています。
  (呉市・男性37歳)

●登下校に近所の方々が付き添ってくださり、ありがたい。私が年を取った時に、お手本にしたいです。
 (西条・女性44歳)

●他県から東広島に引っ越して来て、今まで通りの施錠方法を、やり過ぎのように言われることも。それだけ、安全ってことかな?
  (西条・女性47歳)

●子どもが巻き込まれる事件のニュースを見ると、東広島でも絶対起こらないとは言えない。住民同士が声を掛け合う場面が少なくなりました。声掛けと周囲への目配りが基本という気がします。
 (西条・女性42歳)

●見守り隊の皆さんのおかげで、子どもたちが安全に登下校できることに感謝しています。
 (黒瀬・男性43歳)

●地域の方がよく街角に立って見守ってくれているのを目にするので、子どもたちに「守られているのだ」と話しています。
 (八本松・男性43歳)


REPORT 実はすごい!東広島

 防犯力の高さを取材しました。

 読者の皆さんからの投稿から、「東広島は防犯への取り組みが熱心」と感じている人が多いことが分かった。そこで、実際の防犯策について東広島市防犯連合会に取材をすると、本当に「すごかった」!!

▲緑色にラッピングされた防犯型自販機

犯罪発生マップが見られる自販機がある

県内で東広島だけ!

周辺のリアルタイムの犯罪発生マップが見られるQRコードが付いた「防犯型自動販売機」が設置されているのは、県内で東広島だけ。現在、東広島市役所北館など市内の10カ所に設置されている。「防犯意識を高めてもらおう」と、市防連が企業・団体へ設置を促している。

▲登校する子どもたちを見守る黒瀬町の土与本悦三さん。乃美尾地域防犯パトロール隊の隊長も務める

86歳の現役見守り隊員

 東広島署と市防連が委嘱する地域の防犯リーダーである「地域安全推進員」は現在230人。この中の最高齢が黒瀬町の土与本悦三さん(86)。毎日、自転車で通学路へ行き、登下校を見守っている。

▲青色の回転灯を搭載した青パト隊

青パトにドライブレコーダーを貸与

 青色の回転灯を車に搭載して走行する「青色防犯パトロール」。市内に青パト隊は16団体あり、車180台が登録されている。市防連はこのうち31台にドライブレコーダーを貸与。貸与する取り組みは県内でここだけ。レコーダーを搭載することで、記録だけでなく、空き巣や窃盗などの犯罪の抑止効果も狙っている。


ACTION 私の取り組み

 まねできそうな読者の防犯策。

■センサー付きの防犯ライトを家の周りに数カ所設置しました。周囲の家も設置しているので、相乗効果があるように思います。
 (西条・女性40歳)

■小学生の通学時間に合わせて犬の散歩をしています。少しでも不審者対策に役立てれば、と思っています。
 (高屋・女性37歳)

■ジョギングや散歩を通して、危険な場所を見つけ、例えば防犯灯を要望するなど、犯罪が起きにくい環境づくりに努めています。
 (八本松・男性43歳)

■家の窓にドアロック(補助鍵)を付けています。上下に2個ずつ。固く締めることができます。
 (西条・女性21歳)

それ、いいね!

東広島署 白井係長
 犯罪者は、捕まらずに目的を達成しようと考えています。ライトや補助鍵などの防犯機器の活用は、犯行しにくい環境づくりにつながります。また、散歩やジョギングを兼ねてのパトロールなど、一人一人が「できる時」に「できること」を行えば、町全体で大きな防犯力になります。


EPISODE 見守りエピソード

防犯活動をしている人の体験談。

●子どもからの「お礼の会」に呼ばれたのがうれしかった。心がこもったお手紙をもらい、涙腺が緩みました。
 (西条・男性46歳)

●見守り当番の保護者の安全のためにと、地域の方からの発案で市防連の目立つベストをいただき、着用するようになりました。私たち保護者のことを考えていただいた優しさに感動しました。
 (西条・女性41歳)

●中学校で朝のあいさつ運 動をしています。小学生のころと比べ、身長が伸び、顔つきも変わり、「誰だっけ」という子もいますが、成長が楽しみです。
 (八本松・女性45歳)

●子どもへあいさつすることで、逆に元気をもらっています。
 (西条・男性48歳)

●パトロール中に徘徊(はいかい)者を保護し、施設まで送り届けたことがあります。施設の関係者から感謝状をいただき、まもり隊の隊員一同、やりがいを感じました。
 (八本松・男性66歳)

●交通当番の時に、大雨の中、傘も持たずに一人で登校している男の子と「相合い傘」で学校の坂道を歩いたのは楽しい思い出(男の子は恥ずかしそうにしていましたが…)。
 (西条・女性)


編集者クラッキーの編集後記

暮らすた編集者
クラッキー

 投稿の多くが、防犯パトロール、特に登下校の見守りに関することでした。クラッキーが意外だったのは40代、50代の働き盛りの人も、防犯活動を積極的にしていること。見守りをする人の高齢化が課題となっている地域もありますが、この世代でも実践している人がいるという事実は、「光」のように感じます。みんな何となく感じている「東広島は見守りに熱い!」という事柄を再確認できました。次回のテーマは「多文化交流」。あなたの声をお待ちしています。

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