「おもてなしの心で…」が合言葉 開設16年目の介護施設
一人一人を尊重し、その思いに寄り添いたい
株式会社ドエル(志和町志和東)が運営する介護付有料老人ホーム「ドエル東志和」は、今年で開設16年目。広島市内にも2施設を運営し「おもてなしの心で」を合言葉に、入居者やその家族に寄り添ったサービスを提供している。
「手作り食」を提供
介護保険法の要支援1~要介護5認定を受けたおおむね65歳以上が入居でき、終の棲家として看取りまでを担っている。365日24時間介護職員が常駐し、掃除や洗濯など身の回りの世話から、食事や入浴、排せつまでの介助を行う。市内の7医療機関と連携し、ホームドクターが定期的に訪問診療を行っている。
定員は49人。施設は4階建てで、2~3階に居室スペースとして49室を設置。一般浴の他、車いすに乗ったまま、寝たまま安全に入浴できる浴槽も完備している。
特にこだわっているのは食事。「手作り食」を手掛けるエポカフードサービスの給食を取り入れ、栄養バランスを考えた豊富なメニューを日替わりで提供する。福山の「うずみ飯」や長崎の「皿うどん」など全国各地の郷土料理をメニューに組み込んでいるところも特長だ。
入居者は人生の先輩
「入居者の笑顔が私たちの元気の源です」と目を細めるのは、榊原眞理子施設長(56)。ワンランク上のサービスを提供しようと、施設の細部や職員の様子にまで心を配る。「専門分野の異なる職員同士が思いを共有できるように、月1回の職員会議を開くようにしている。入居者さんもスタッフも私にとっては家族のようなもの。うまくいかないこともあるが、どちらの思いもなるべく大切にしたい」と話す。
職員は榊原施設長をはじめ、介護士17人、看護師5人、生活相談員1人、ケアマネジャー2人、事務員2人、生活支援員2人の総勢30人。毎日の業務の合間に年間行事やレクリエーション、クラブ活動などを企画し、入居者が日々の生活を楽しく過ごせるようにと、みんなで連携して知恵を出し合っている。
餅つきやブリの解体ショー、スイカ割り、外食ツアーなど入居者が楽しみにしているイベントも多い。「季節の移り変わりや自然を感じてもらい、穏やかに過ごしてもらえたら」。そんな職員の思いが形になっている。
取材に訪れた日には、お茶やコーヒーを楽しみながらオセロに興じたり、「もうすぐみんなでカープの応援に行くんよ」と、看護師と横断幕を作成したりする入居者も見られた。
「入居されている人は皆、人生の大先輩。一人一人を尊重して、その思いに寄り添ってあげたい」「してあげられないことは、もちろんたくさんある。落ち込むし、しんどい時もある。だけど、ありがとうって笑顔で声を掛けてもらった時に頑張る力が湧いてくる」と話す職員の笑顔が印象的だった。
募集要項
募集/介護職員(正職員)
資格/未経験者可、働きながら資格取得できます
内容/介護業務全般
時間/早番7:00~16:00、日勤8:00~17:00、
遅番11:00~20:00、夜勤16:00~翌9:00
月収/190,000円~(夜勤5回/月含む)
+資格手当、各種手当等
休日/年113日 備考/マイカー通勤可
ドエル東志和
東広島市志和町志和東1201-1
082-433-0777