東広島市民が語る「東広島 暮らすた」。第11回目のテーマは「ありがとう」。出会いや別れ、節目の春に、市民65人から、感謝の気持ちメッセージが届きました。その一部を紹介します。〈提供・東広島市〉
私はこの春、小学校を卒業します。私がいきいきこどもクラブに入ったときに赴任した、いきいきの先生が定年退職します。厳しいけど優しい先生で、いきいきを卒業してからもよく遊びに行きました。先生とは「一緒に卒業だね」といつも話しています。(西条・はなちゃん、12歳)
この時季、新しい花の苗との出合いに感謝です。今年はどんな花を植えようかと選ぶとき、庭に目をやると日々喜びを与えてくれる…。そんな春を感じさせてくれる花たちにありがとう。(西条・けめこ、43歳)
中学の卒業式で、同じ部活の先輩が答辞を読んだ。部活内でのトラブルを乗り越えた末、楽しく過ごしたエピソードを聞き、涙が出そうになった。自分もこれからの学校生活を充実させていかなければと思わせてくれた先輩、ありがとう。(西条・ほそマッチョ、13歳)
仲良しの6年生が卒業します。でっかくて、面白くて、休憩時間に会うといつもじゃれてくれました。ありがとう。僕も君みたいにでっかくなりたいな。(高屋・ちびお、10歳)
この春、市外に引っ越します。現在2年生の長男が1年生の時、1時間かかる小学校までの道のりを、泣きながら登校する息子に優しく寄り添ってくれたお兄ちゃん、お姉ちゃん、地域のお母さん、見守りボランティアの皆さん、大変感謝しています。転校先で息子も下の子たちに優しくしてあげられますように。(西条・さちび、38歳)
5年間、西条で生活しましたが、この春に引っ越します。趣味のサークルで良い仲間と出会い、別れるのが寂しいです。(西条・ワカメ、44歳)
泣く泣く通った保育園。昼寝布団を毎週月曜日に持っていき、金曜日に持ち帰り洗濯…。雨の日は特にうんざりだったけど、昼寝布団とのお別れは寂しさよりもうれしい気持ちでいっぱい。1年間だったけど、息子を気持ちよく寝かせてくれたお昼寝布団に感謝。(西条・M・M、37歳)
数カ月前、小雨が降り出し、ぬれながらJR西条駅に歩いていると、ある店舗の高齢の女性が店の前で「傘をどうぞ」と声を掛けてくださいました。こんなに温かい人情の溢れる町なんだと感動しました。(西条・みーこ、43歳)
身内が亡くなり、誰も住むことのなくなった実家を、この春取り壊す予定。育ち巣立った家に一抹の寂しさと感謝。(黒瀬・人生いろいろあるよネ、41歳)
親子共々仲良くしてもらっていた友人が、4月に引っ越しをすることになりました。ただただ寂しい。ご家族がこれからもハッピーで、健康でありますように。ありがとう。(西条・ミツブー、43歳)
幼稚園のころからのお付き合い。もう50年を越えますね。家を新築する時には、私が東広島にいるからという理由で東広島に決めてくれたとか…。のりちゃん、いつもどんなときも私の味方でいてくれて、ほんとにほんとに感謝しています。(八本松・石橋恵美、56歳)
私の趣味も仕事のやり方も、文句言わずに尊重してくれる夫。これほど、ありがたいものはない、と実感。(黒瀬・れんれん、43歳)
わが家の愛犬【はな】へ。元保護犬だった彼女、紆余曲折ありわが家へ来た時には人間不信に陥り、心を閉ざし、手の付けられないほどの荒くれ者でした。5年たった今では家族思いで心の優しい子へと生まれ変わりました。彼女の存在は私たち家族にとってはなくてはならないものです。そんな【はな】に毎日心からのありがとうを伝えています。(黒瀬・にゃぁくん、52歳)
高校と大学からの友達にありがとう。最近はなかなか会う機会が少なくなったけど、いつも心の支えになっています。みんなで集まったらストレス発散。学生時代に一気に戻って話が尽きません。心強い友人たちにありがとうを伝えたいです。(高屋・ちぇるしー、38歳)
長女が小学校を卒業します。小学校最後の運動会前に足を骨折し、みんなと同じ競技に参加できなかった娘。でも担任の先生は、娘にしかできない役割を与えてくださり、その配慮には参加できたとき以上の感動がありました。先生ありがとう。感謝しています。(八本松・エリコ、37歳)
いつもこの時季になると厚手の冬服を片付けます。今シーズンギリギリ着れた息子たちの洋服も、サイズアウトしたものは友達の子どもへもらわれていきます。年々大きくなっていく息子たち。その時の思い出がたくさん詰まった洋服たちにありがとうと告げて、まだまだ活躍してね!と送り出します。(西条・うーちゃん、42歳)
私は看護師をしています。季節の変わり目は不幸が重なります。先日関わりの多かった患者さんが亡くなりました。辛くても常に「ありがとう」と言ってくださり、退室時はいつも笑顔で手を振ってくれました。どれだけ救われたか分かりません。人に対する感謝の気持ちを教えてくださったことを忘れず、これからも日々過ごしたいと思います。(西条・ここちゃん、42歳)
東広島で暮らし始めたおかげで、おいしい日本酒を初めて知り、その接点で職場、友人の出会いもありました。「西条のお酒にありがとう」。(西条・ともまー、40歳)
別れと出会いの多い東広島
市民からの投稿にもあった引っ越す人たちの「ありがとう」。転入、転出者が多いのも東広島市の特徴。県内市町の人口動態を見ると、東広島市は転入・転出者数が3番目に多い。
また、転入者数から転出者数を引いた社会増減を見ると、東広島市は広島市に次いで2番目に多く増加した。
編集者クラッキーの
編集後記
心が温かくなる投稿が多く、涙ぐみながら読みました。この東広島で、日々、人とのつながりが生まれ、広がっていることを感じました。「暮らすた」が始まって今回で11回目。クラッキー自身も東広島の特徴や魅力を再確認、再発見してきました。でも、まだまだ、魅力がありそう! 4月からは、もっと深掘りしていくわよ!