警備業界の常識を変える 地元企業の飽くなき挑戦
仲間がいるから頑張れる、
自分の時間も大切にしたい、警備士ってそんな仕事だ。
人材不足が叫ばれる今、シナジーコミュニケーションズの警備事業部には多くの求職者が集まっている。中には学生の姿も。取り組みや、そこで働く警備士にやりがいや魅力を聞いた。
警備士の役割
人々の安全を守り、円滑な交通を促すために、指示器を振り汗を流す。それが東広島市西条町寺家に事務所を構えるシナジーコミュニケーションズの警備事業部の警備士。
『コミュニケーションに情熱を注ぐ。警備のあしたに希望を注ぐ』をスローガンに彼らの背中には警備業界の未来が託されている。
ここで働く警備士たちにやりがいについて聞くと、口をそろえて「現場でのコミュニケーション」だと答える。警備と聞くと交通誘導がメインで現場でのコミュニケーションは少ないように思うが、企業の社員や運転手、歩行者と話す機会が意外と多い。その時にかけられた「ありがとう」や「いつもお疲れ様」という言葉に達成感ややりがいを感じるという。
警備の指示には強制力がないため、付近の人や運転手、歩行者の協力が必要。彼らは現場に着くと、周辺の掃除から始める。「みんなに協力してもらうのだから、私たちも何かしなければならない」と警備士たちで考案したルール。業界では珍しい警備士一人ひとりに名刺があるのも責任感の表れから。
また、学生の警備士は「収入が良く、自分の時間を大切 に使えるのも魅力」と話す。
業界の変革
同社は、警備事業の変革にも力を入れている。それぞれの警備士に役割と責務を与え、社内でのポジションを明確にし、相互理解のもと仕事に取り組んでいる。警備士同士の理解や仲間意識を持ってもらえるように2カ月に1回ボウリング大会や温泉旅行、バーベキューなどのイベントを開催。「給与は県内でも高水準に保つように意識している。資格者手当やガソリン代手当、遠方手当や日曜出勤手当なども充実させている」と配備責任者の吉本義正さん。「不人気業種である警備士の仕事を、なりたい職業トップ10にいつか入れたい」と意気込む。
事業の拡大
地元中小建設業をはじめ、大手ゼネコンとも取り引きしており、仕事の依頼は多い。また、新事業として警備現場に立てる看板のリースも始めた。「現場で働く人が幸せでなければ、会社を大きくすることはできない。これからの警備業界のイメージを変え続けていく」と吉本さん。
業界そのものを変えようとするシナジーコミュニケーションズ警備事業部の飽くなき挑戦は続く。
こんな会社です!
警備の「品質」は各警備会社によって異なります。特に「品質」に大きな影響を与えるのが「人」です。「人」は、その会社が持つ理念や企業風土に大きく影響されます。警備に関する専門知識などの教育はもちろん、まずは人として向き合える、魅力ある人材を採用することが重要です。同じ視野を持つ仲間と、ともに同じ時間を過ごしながら、高い倫理観を共有しあえる「社風」づくりを、私たちは心がけています。
シナジーコミュニケーションズ
【警備事業部】
東広島市西条町寺家6840-1
アロフトユーカリ1F
082-422-7626