8月28日に開幕するパリ・パラリンピックで女子走り幅跳び義足クラスの日本代表に内定した東広島市在住の中西麻耶さん(39)がこのほど、東広島市役所に高垣広徳市長を表敬訪問。大舞台での活躍を誓った。
中西さんは、大分県出身。2006年に仕事中の事故で右足の膝から下を切断。07年から陸上を始め、パラリンピックには、これまで08年の北京大会から4大会連続で出場。北京大会では200㍍で、16年のリオデジャネイロ大会では走り幅跳びで、ともに4位に入るなど、パラ陸上をけん引してきた第一人者だ。
昨年からは、東広島市の東広島運動公園に練習拠点を移し、新たなパートナーと二人三脚で練習に取り組んでいる。今年5月に神戸市で行われた世界選手権の走り幅跳びで銅メダルを獲得、5大会連続でのパラリンピック出場を決定付けた。
パリ大会では金メダル獲得を目標に掲げる。中西さんは「東広島で活動するようになって地域の人たちの温かい支援を感じる。陸上競技人生で初めての経験」と話しながら、「支えてくれる仲間があっての陸上競技。6㍍を跳んで金メダルを獲得したい」と目を輝かせている。(日川)
プレスネット編集部