県立賀茂高校(東広島市西条西本町)の生徒は7月26日、同市の市立小中学生の代表が広島市中区の平和記念公園を訪れ原爆の悲惨さなどについて学ぶ「平和学習バス」(東広島市原爆被爆資料保存推進協議会主催)に、高校生スタッフとして参加。公園内の碑巡りでガイドを務めた。
賀茂高生が平和学習バスにスタッフで参加するのは今回が3回目。「小中学生の身近な先輩として、一緒に平和について考えるきっかけになれば」と希望者を募って参加するようになった。今年は1、2年生32人が参加。事前に机上学習や現地研修を行い、備えた。
38回目となる平和学習バスには、市内の市立46小中学校から代表一人ずつが参加。賀茂高生と小中学生は午前中、被爆者の証言を聞いた後、午後から6グループに分かれ、原爆の子の像や原爆ドーム、被爆したアオギリなどを巡った。
高校生は小中学生に戦争の悲惨さや平和の尊さを語り掛けていた。賀茂高1年の三森優莉菜さんと百出麗奈さんは「優しい言葉で伝えるようにした。ガイドを通して次世代に平和の尊さを伝えることの大切さを学んだ」と話していた。(日川)
プレスネット編集部