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JR西高屋駅前に新たな交流拠点「楽屋」がグランドオープン!産官学民で空き家をリノベ 若者と地域をつなぐ場に

  • 2025/03/25
3月15日グランドオープンした「楽屋」(撮影・山北)
3月15日グランドオープンした「楽屋」(撮影・山北)

 近畿大工学部(東広島市高屋うめの辺)と、住宅のリフォームや新築を手掛けるマエダハウジング(本社・広島市中区、前田政登己社長)は3月15日、空き家をリノベーションした、学生と地域をつなぐ新たな交流拠点「楽屋(がくや)」(同市高屋町杵原)が完成し、オープニングイベントを開いた。プロジェクトの関係者ら約50人が出席し完成を祝った。

鏡開きをする(左から)市川教授、栗栖真一同市経営戦略担当理事、前田社長、まちづくり合同会社G11菅井晃彦代表(撮影・山北)
鏡開きをする(左から)市川教授、栗栖真一市経営戦略担当理事、前田社長、まちづくり合同会社G11菅井晃彦代表(撮影・山北)

 2023年度から、同市と同大が一体となり地域課題の解決に取り組む「東広島市・近畿大学Town&Gown構想」のCOMMONプロジェクトの一つ。学校と地域がつながるJR西高屋駅周辺のまちづくり(代表・同大工学部建築学科市川尚紀教授)が始動し、24年5月からプロジェクトの一環として同社が協力し、管理するJR西高屋駅前の空き家を産官学民が協同で再生する取り組みがスタート。学生や地域住民が自由に集まることができるコミュニティスペースとシェアハウスの再生に、学生らが参画した。
 オープニングで市川教授は「今後、プロジェクトの範囲を高屋町白市まで広げていきたい」、前田社長は「新たなコミュニケーションが生まれる場所になれば」とそれぞれあいさつ。この後、鏡開きを行った。
 リノベーションに参加した、同学科1年の大田優さんは「地域の人の支えの中で作業ができてとても楽しかった。これからは、運営メンバーになって工作のイベントをしてみたい」と笑顔で話していた。

 新施設は、鉄骨造り2階建てで築45年。1階は、コミュニティスペースとシェアキッチン、チャレンジカフェ。2階は、シェアハウス(4室)で、同大工学部の学生らが入居予定。
 今後は、3月29日午後1時30分~8時、西高屋駅前通りで第1回春の桜まつり(西高屋駅前まちづくり実行委員会G11plus主催)を計画している。(山北)

1階 地域交流スペース

【シェアキッチン】

 飲食業者や個人が料理・食品加工を行うための設備付き調理エリア
 大人1組1日/5000円、学生1組1日/2000円(税込み)※予約制。

【コミュニティスペース】

 地域住民や利用希望者がイベントや交流会を行う多目的スペース
 大人1時間/100円・1日/500円、学生1時間未満/無料・1時間以上/100円(税込み)※予約不要

【チャレンジカフェ】

起業家や新規事業者が飲食店運営を試行できる実験的なカフェスペース(撮影・山北)

 起業家や新規事業者が飲食店運営を試行できる実験的なカフェスペース
 大人1組1日/5000円、学生1組1日/2000円(税込み)※予約制。

2階 シェアハウス(4室)

シェアハウス

近大工学部の学生が入居予定

プレスネット編集部

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