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【東広島】警察署と金融機関、コンビニが相互支援を行う「東広島BCAPS」が発足 詐欺犯罪の未然防止へ取り組む

  • 2024/12/30
セブンイレブン西條西本町店のオーナー(左)に名前を記載したパトロールボードを手渡す担当警察官
セブンイレブン西条西本町店のオーナー(左)に名前を記載したクリップボードを手渡す担当警察官(撮影・𦚰)

 激増する特殊詐欺対策などのため、東広島警察署と金融機関、コンビニエンスストアが相互支援を行う東広島BCAPS(ビーキャップス)が発足した。県内で初めて。
 具体的には東広島市内の金融機関82店とコンビニ89店の全店舗に担当警察官を決め、週2~3回立ち寄り、特殊詐欺の最新手口や店舗で危惧することについて情報交換を行い、各種犯罪の未然防止を図る。警察官が巡回することで、闇バイトが絡んだ強盗抑止も狙っている。

東広島BCAPSの発足式で写真に納まる関係者
東広島BCAPSの発足式で写真に納まる関係者(撮影・𦚰)

 11月29日に東広島市役所で行われた発足式で東広島警察署の木本英則署長は「金融機関とコンビニとの連携強化は心強い。交番・駐在所機能とも連動させ、有意義な活動にしていきたい」、セブンイレブン西高屋店の岡本直樹店長は「警察官の巡回頻度が増えることは、安心して働ける環境につながる。スタッフと情報共有し、犯罪の水際防止に取り組んでいきたい」とそれぞれあいさつした。
 東広島署管内の2024年1~10月の被害額は、特殊詐欺が約2800万円、SNS型投資・ロマンス詐欺が約3億6000万円。広島県内の過去10年間の強盗発生件数は、金融機関2件、コンビニ10件。(𦚰)

プレスネット編集部

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