酒蔵通りにある西條鶴醸造で10月19日、新酒の仕込みが始まった。
仕込んだ酒は、温度調整を行いながら約4週間ゆっくりと発酵させ、初しぼりを迎え、「純米酒生原酒・新酒しぼりたて」として12月2日から出荷する。720㍉㍑瓶約1000本の限定販売。
日本酒の原料である酒米400㌔を1時間かけて甑(こしき)で蒸して、水やこうじなどが入った6000㍑のタンクに入れ、櫂(かい)と呼ばれる棒で杜氏(とうじ)が丁寧にかき混ぜる。使用する酒米はすべて東広島産と地元への愛着が強い。
宮地充宣杜氏は「猛暑で農家は米作りに苦労している。その苦労に報えるようお米の良さを引き出し、ゆっくりと味わえるお酒にしたい」と意気込む。
西條鶴醸造は、1904年に創業し、120年を迎えた。 “お客様に口福と幸福をお届けする”ことを信条としている。(𦚰)
プレスネット編集部