東広島署(木本英則署長)は9月26日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、ゆめマート八本松店員の上川藍子さんに感謝状を贈った。
7月5日、携帯電話で話しながらATMを操作している60代女性のことを、不審に感じたお客さんが上川さんへ連絡。上川さんが電話を代わると広島銀行本店担当者を名乗り、ATMカードの磁気不良と話したため、広銀支店へ行ってもらうと言って電話を切った。その直後、女性が再度電話で話しながら、別場所のATMへ向かっていたため、上川さんが駆け寄り、女性と交代して通話後、電話を切り警察に通報した。
女性によると、初めに電話を受けた際には銀行員ではなく、年金機構を名乗り、年金掛け金の過払金を戻すと言われたという。
上川さんは「被害者は常連のお客さまで、いつもと様子が違うと感じた」、髙橋邦典店長は「日頃のコミュニケーションが詐欺被害未然防止につながった」と話していた。
東広島署管内の特殊詐欺の被害件数は、今年に入り8月末時点で10件。被害額は約1979万7000円。
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プレスネット編集部