国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、パソコンやスマートフォン(スマホ)で申告書を作成でき、e-Taxで送信すれば税務署に出向くことなく手続きが完了します。
一番スマートなのは、スマホで申告書を作って、スマホで送信(電子申告)する方法。
どんな申告ができてどんなメリットがあるのか、西条税務署にお聞きしました。
ガイドに沿って進むだけで確定申告ができる!
スマホ専用画面は、給与収入が1カ所のみの人、2カ所以上の給与収入がある人、年金収入や副業などの雑所得がある人も利用できます。
雑損控除の繰り越しも可能。年末調整が済んだ後の変更も可能で、医療費控除や寄附金控除の追加、扶養を外すといったこともできます。
スマホ専用画面では、質問に答えていけばその人に対応した申告書にたどり着けます。
質問は「はい」か「いいえ」で答える、または項目にチェックする形がほとんど。
進んでいくうちにスマホ専用画面の利用範囲から外れることになったら、国税庁ホームページ画面に切り替わって手続きを続けることもできます。
➡確定申告書等作成コーナーこちら
データが保存可、来年度の申告の際に、一部データを引き継ぐことができる!
入力途中のデータを保存することができるため、時間を置いて途中から入力を再開することも可能。また、入力データを保存しておくと来年度の申告の際に一部データを引き継ぐことができ便利。
住所・名前、給与の支払者の名称・所在地、扶養家族の名前・生年月日といった、文字入力の手間が大幅に減ります。
e―Taxで申告書を送信する場合は、マイナンバーカードがなくても税務署で発行するID・パスワードがあれば、送信できます。
西条税務署では3階に「スマホ申告コーナー」を設け、ID・パスワードの発行や利用説明に応じています。
西条税務署は「スマホやパソコンによる申告は、確定申告時期なら24時間、土・日曜、祝日でも可能です。混雑する税務署に出かける必要もありません。真に相談が必要な方のためにも、スマホでの確定申告に取り組んでみてください」と呼び掛けています。
収入…給与所得(2カ所以上にも対応)、公的年金等、その他雑所得、一時所得
所得控除…全ての所得控除
税額控除…政党等寄附金等特別控除、災害減免額
その他…予定納税額、本年分で差し引く繰越損失額、財産債務調書(案内のみ)
西条税務署に素朴な疑問
Q.スマホ申告はどのくらい時間がかかる?
医療費控除や寄附金控除の件数によって、かかる時間は変わってきます。医療費控除の明細書を作成して郵送しておけば、スマホ専用画面では合計額の入力で済み、時間を短縮できます。
Q.ちゃんと提出できているか、間違っていないか不安。
送信すると画面に「送信成功しました」と表示され、受付結果を確認できます。提出した税務署名や税額が表示されています。申告書に間違いがあれば後日、お電話か文書でご連絡します。ちなみに、確定申告時期に申告書を直接お持ちいただいても、その場で内容確認はできません。
どこに相談?
どうしても分からない時は最寄りの税務署に相談しましょう。
東広島だと、西条税務署です。
☎082-422-2191
場所はこちら👇
文・プレスネット生活取材班