今回のテーマ／物価の上昇
―食料品やガソリンなどの値上げが気になります。
物価の上昇は、新型コロナやロシアのウクライナ侵略も大きく影響し、国としても値上げの影響を和らげる支援が必要だと考えています。具体的に、ガソリンについては事業者への支援を最大25円／㍑から35円／㍑に引き上げ、基準価格は172円から168円に引き下げました。ガソリンの価格は、自家用車だけでなく物流にも影響します。コロナの落ち着きとともに需要が上がっていたということもあり、支援策がなければ200円／㍑を超えていたとみられています。
―ひとつひとつは小さな値上げでも、生活は苦しくなります。
国民の皆さんが感じていることに、ひとつずつ丁寧に対応していく必要を感じています。食品では、輸入に大きく頼っているものへの対策、特に小麦など直接食品の原料になるもののほか、家畜の飼料や農作物の肥料の新たな調達先を探し、または国産品で代替するなどの対策が重要です。生活資金のうち食糧の占める割合が増える場合、特に生活困窮者への支援も大切だと思っています。
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