市内の塾講師に教えてもらいました!!
これから始まる長い夏休み。思うように勉強がはかどらない生徒も多いのでは。市内の学習塾の講師がそんなあなたに学習習慣を身に付けるコツを教えます。
目次
チアーアップグループ・小林有太代表
「自分との約束」を継続することが「習慣」になります!
まず、習慣にしたいことを決めましょう。その決めたことは「自分との約束」です。約束を守って継続していると、意識することなく自然とやれるようになります。それが習慣です。「1日30分間机に向かう」でも良いですし、「このテキストを5ページすすめる」でも「20時になったら勉強する」でもOKです。勉強についての約束を決めてみましょう。「寝る前に歯磨きをする」ぐらいの感覚で、自然とやれるようになったら最高です!!
IKUEI個別学院西条校・前浜諭先生
次の日の勉強の内容は決めておこう!
「毎日勉強する」ことを達成するためには、毎日何を勉強するかを決めておく必要があります。これは私の実感ですが、その日その場で「今日は何をしようかな」を考えている時間で、やる気が削がれることがあります。計画を立てて勉強することが一番よいことだと思っています。いきなりそれは難しいよ、という場合は、「次の日の勉強内容は決めておく」ことをオススメします。思い立ってから始めるまでの時間を短くできるといいです。
みのうら塾・箕浦直美先生
苦手ノートを作成し、問題と模範解答を分ける。
中学受験をする小学6年生がこの夏にすべきことは、いつも間違えている問題はどのパターンなのかをチェックすることです。できれば、苦手ノートを作成し、問題と模範解答を分けておくと、何回も訓練ができます。県広中などの適性検査の場合は、過去問10年分は解いた方が良いです。ただ解くだけでなく、一人よがりな筆記解答になっていないか、模範解答と見比べる必要があります。一人で採点するのが難しい場合は、保護者や塾の先生に厳しく採点してもらうと良いと思います。
修猷学館・徳永雅子塾長
どれだけ勉強したかを「見える化」することが大切
今ではスマートフォンでもどの教科をどれだけの時間勉強したかをグラフ化してくれるアプリもあります。スマートフォンを持っていない場合は、表を作ったり、ノートに書いたりしても良いです。これをすることで苦手な教科はあまり時間を割いていないことに気付けます。また、英語のリスニングに効果が期待できるのがアプリです。読み方の分からない単語でもすぐに聞くことができるので便利です。おすすめは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
明光義塾高屋教室・菅野隆太教室長
勉強計画は分かりやすくシンプルに!!
学習習慣を身に付けるのに大切なことは「決めすぎないこと」です。まずは「勉強を始める時間」と「1日の量」だけを決めてみましょう。なるべく分かりやすくシンプルに!「ご飯の後」「学校から帰ってすぐ」「1日1問」などなど。「量」も「質」も最初はいりません。まずは毎日続けることを目標に頑張ってみてください。
個別指導彩星館・上重智治先生
学習環境には周囲の支えが必要
学習習慣を定着させるためには、環境、適切な問題、目標が大切です。またこの順番で子どもたちに準備、提供することが大事です。子どもたち自身が自らを奮い立たせ、学習習慣を身に付けることは理想ではありますが、容易ではありません。周囲の支えが必要です。今何を提供すべきなのか、どう接するべきか、周りの指導者や親御さんの適切な対応が求められます。