東広島市西条町西条東の体育社東広島店は今年9月、野球用品専門店「体育社東広島BASE」としてリニューアルオープン。
グラブの型付けや修理などのプロ・村上真一さん(41)が店長を務める。「きれいに、早く、使いやすく」をモットーに、今日も使い込まれたグラブを修理していく。
村上さんはグラブ修理歴19年。スポーツメーカーのMIZUNO(ミズノ)が認定する野球グラブ修理の専門資格「エキスパートリペアマン」を取得。「練習が多ければ頻繁に修理が必要となります。なるべく早く丁寧に修理をしてお渡しすることを心がけています」と村上さん。ひもの通し方にもこだわり、革の厚さや締め具合などを一つ一つ見極めながら、使いやすいように仕上げていく。
リニューアル前と比べてグラブの数は2倍に。ポジションやどんなプレーをしたいかなど、要望を十分に聞いて、それに合うグラブを提案する。「野球が好きな人と話すがとても楽しい。コミュニケーションが第一と思っています」とにっこり。
やりがいはお客さんの喜びの声。小学生のころから来店しているお客さんが高校生になって、「野球部でレギュラーが取れたよ」と報告してくれ、とてもうれしかったと振り返る。
また、遠くから新品のグラブの型付けの依頼で来るお客さんもいて、「ありがたい」とほほ笑む。
「東広島は子どもから大人まで野球人口が多い。専門的な品ぞろえと技術で、日々の練習や大会をしっかりサポートしていきます」と意気込んでいる。
写真 Tadashi Ooya
文 Reiko Hashimoto