東広島を拠点に活動するスポーツ選手が今年も全国・世界で活躍。3人に、2023年の目標を聞いた。
ザ・ウイークリー・プレスネット2022年12月22日号掲載
結果を出して恩返しを
目指すは年間ランク1位
東広島市西条町御薗宇を拠点にするバイクレースチーム「TOHOレーシング」に所属する國峰啄磨さん(24)は2022年、MFJ全日本ロードレース選手権のST1000クラスに初めて参戦し、年間ランキング2位の好成績を残した。2023年は同クラスでの1位を狙う。
同選手権は国内最高峰のシリーズで、年間8レースを全国のサーキットを会場に開催。排気量やバイクの仕様が異なるJSB1000、ST1000、ST600、J―GP3の4クラスがある。
14歳の時、J―GP3クラスでシリーズデビュー。その後もクラスを上げながら毎年シリーズに挑んでいる。
22歳からTOHOレーシングに所属。チームの勧めで2022年、ST1000に初参戦し、1戦目は4位。2~3戦目は代走でJSB1000のレースに出場した。
STは改造なしで指定のタイヤを装着したバイクを使用するが、JSBはタイヤの指定もなく改造したバイクを使用する。改造した高性能のバイクで走り「技術が上がった」と強く感じたという。その後、STのレースで優勝し、他チームからの注目を集めた。残り3レースも2位でゴール。年間ランキング2位でシリーズを終えた。
8月にあった日本最大のオートバイレース鈴鹿8時間耐久ロードレースでも活躍し、5位の好成績にチームを引っ張った。
「ST1000に挑戦させてくれた、JSBで走るチャンスをくれたチームに感謝しかない」と振り返る。
「チームのメンバー、地域のスポンサーの皆さんの応援・支援が強く、頑張る力になっています。結果を出して恩返ししたい」と語る。
ランキングは、これまでどのクラスでも最高2位。「2023年こそ、全日本チャンピオンになりたい」と意気込んでいる。
國峰さん公式ホームページ
写真 Tadashi Ooya
文 Reiko Hashimoto