道路は市民の生活を支える大切な都市基盤施設。目的地へのアクセス機能だけではなく、安全性や快適性の役割も担う。こうしたことを踏まえ、東広島市内では、地域ニーズに合わせ市内各所で道路整備が行われている。今回は、市民ニーズが高い西条市街地で行われている道路整備について、これからの状況をまとめた。(取材班)
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寺家中央線 西条中央巡回線
西条の中心市街地を横断、中心市街地の軸を担う西条中央巡回線は、西条町西条東の賀茂高北側を起点に、西条町寺家のとれたて元気市となりの農家店と隣接する県道吉川西条線までの総延長約6・8㌔。
昨年12月に江熊新橋が完成し、未開通区間は江熊新橋から西側の580㍍間で、2023年度は江熊新橋から西側300㍍までの工事を終える予定。残り280㍍は2025年度末までの完成を目指す。
国道486号の渋滞解消を図るため、11年に都市計画決定された寺家中央線は、西条中央巡回線と連結する県道吉川西条線を起点に、JR寺家駅南側までの総延長約2・4㌔。
うち西条中央巡回線連結箇所から西側578㍍で事業認可が下り、昨年秋から238㍍区間で工事に着手。23年度も工事を進め、25年度末までに578㍍区間の完成を目指す。全線の開通時期は未定。
御薗宇バイパス
現在、御薗宇~田口間の2.1㌔区間で、4車線化に向けた工事の施工中。今年度は主に拡幅側(東側)の路側構造物工と地山掘削工を実施。2023年度は、新菅田橋の拡幅工事に取り掛かる予定。
道照交差点
立体交差化の工事中。現在、橋の土台となる下部構造の工事をしている。昨年12月中旬から通行する道路が従来の北側に変更されている。