今回のテーマ/和食文化について
―郷土料理、和食文化を大切にしようという動きがあります。
我が国の誇る和食文化は2013年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって無形文化遺産に登録されました。ライフスタイルの変化などによって米の消費が減っていることからも、農林水産省は郷土料理を含めた和食文化を守っていこうとしています。
私自身、和食は世界で最も優れた食事形態のひとつだと思っています。もう一度和食の良さを見直したいところです。伝統料理には、体が本来必要としている栄養が備わっていたり、季節を感じる工夫がされていたり、意識している以上に和食の良さはたくさんあります。
―次世代に継承する具体的な取組みは―。
伝統的な料理や作法が地域や家庭で受け継がれている割合は、現在50・4%。食育推進基本計画ではこれを、令和7年度までに55%に引き上げることを目標に定めています。農林水産省のホームページ「うちの郷土料理」でレシピや歴史を紹介したり、学校給食に郷土料理を取り入れたりするなど、まずは知ってもらうための取組みが行われています
毎週月曜日午後5時FM東広島(89.7MHz)で放送中