今回のテーマ/新型コロナウイルス感染症第5類移行について
―5月8日に新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置づけが第5類に移行されました。
国民全員でワクチン接種や予防を続けてきた結果、感染者数、重症化率、死亡率は非常に低い水準で推移しています。
第5類は季節性のインフルエンザと同じ位置づけです。移行後も、体調不良のときは外出を控える、マスクを着用するなど、感染を広げないように心がけることは変わりません。
―他に変わった点は。
移行前は、新型コロナに感染した場合、薬や入院費などの医療費は公費負担でしたが、第5類移行後は通常の医療費と同様に一部自己負担となります。
しかし、今後もしばらくは、入院費用は原則2万円、治療薬の費用は原則全額を公費で負担されます。
―ワクチン接種も一部自己負担になるのでしょうか。
令和5年度は無料で接種できることになりました。9月以降、高齢者など重症化リスクの高い人は年2回、そのほか5歳以上のすべての人は年1回接種することができます。
ワクチンは発熱など副反応が出ることがありますが、ウィルスに感染する前に接種していただきたいです。
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