食欲の秋。新米がおいしい季節となりました。店頭にはさまざまな種類のお米が並んでいます。普段、何気なく購入して食べていますが、ふと、「お米を熟知する人はどんな食べ方が好きなんだろう」と気になりました。五ツ星お米マイスターの溝上剛一さん(食協株式会社 米穀部所属)に、おすすめの品種と合わせてお聞きしました。
目次
お米マイスターとは
お米マイスターとは、一般社団法人日本米穀商連合会が認定するお米の博士号。五ツ星お米マイスターとは、三ツ星お米マイスターの上位資格で、お米の種類、銘柄、食べ比べ評価、加工や販売についての知識などお米全般の知識と技能も有する専門家。食協㈱では社員115人が三ツ星を取得、そのうち五ツ星取得者は私を含めて7人です。
好きな食べ方
私が思うおいしいご飯は、ふっくらとしてかたさと粘りのバランスがよく、甘みとうまみがかむごとにしっかりと感じられるご飯です。コンビニのおむすびなどで食べ慣れた粒がくっきりとしたかためのご飯もおいしいのですが、炊き立てのふっくらご飯が好きです。
ご飯の好きな食べ方は「塩むすび」。
子どもの自由研究も兼ねて研究しました。
塩分濃度はおにぎり1個(約100グラム)に対して塩少々(二本指でつまんだくらい)がベスト。
ミネラル豊富な海人の藻塩がお気に入りです。
おすすめの品種
おすすめの品種はたくさんあるのですが、その一部はこちら。
・「山形つや姫」
・「江刺金札米ひとめぼれ」
・ブレンド米「金のごはん」。全国で今年に一番美味しいお米のいいとこどりのブレンド米。
新米の炊き方
まずはいつも通りの水加減で炊いてみて、普段のお米との違いを感じてみてください。軟らかいと感じたら、お米1合につき水を小さじ1杯程度減らします。ほんの少しの違いで炊き上がりが変わってきますよ。
文 東広島デジタル編集部