今回のテーマ／児童手当について
―児童手当、具体的にはどう変わりますか。
私も5歳、4歳、2歳の子どもを持つ父親ですが、現在も、3歳未満の子に月1万5千円、中学生までの子に月1万円の児童手当が支給され、さらに第3子以降は小学生まで増額があります。ただし、両親の年収が960万円以上の場合は減額、1200万円以上の場合は支給されないという所得制限があります（扶養親族が3人の場合）。
2024年12月の支給からは所得制限がなくなります。また、これまで中学生までの支給だったところ、18歳になった直後の3月までに拡充されました。さらに、第3子加算の金額も増えることになります。
―第3子以降は負担が大きいからということでしょうか。
実はこれまで「第3子」とは「児童手当を受けられる子のうち3番目の子」を指しており、例えば年齢の離れた第3子の場合、第3子加算がありませんでした。しかし、子を3人育てる大変さは年齢に関わらず苦労が大きいため、兼ねてより改正すべきではないかという議論が重ねられていました。
今後は、所得や子の年齢差に関わらず児童手当が支給されることになり、少子化対策としての効果が期待されます。
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