住宅の購入やリフォームをする際に、補助金や減税制度を活用すれば、お得に家づくりができる場合があります。さまざまな制度の対象や補助金額について、東広島の住宅メーカー3社に聞きました。
目次
創建ホーム東広島支店 営業本部 営業課 係長
津田 尚哉 さん
東広島市西条土与丸4-3-31
tel.082-422-7877、午前9時~午後6時営業、火・水曜日定休(祝日を除く)
FM東広島リポート中継
4月26日(金)10時~
日興ホーム 住宅営業部 東広島営業所 次長
堀江 真人 さん
東広島市西条町寺家3847-2、tel.0120-250-236、午前9時~午後5時30分営業、水曜日定休
FM東広島リポート中継
4月19日(金)10時~
マエダハウジング 社長 前田 政登己 さん
〈東広島店〉東広島市西条町助実1564-1、tel.082(430)7552、午前9時~午後6時営業、火・
FM東広島リポート中継
5月10日(金)10時~
子育て・若者夫婦世帯 省エネ住宅 最大100万円補助
子育てエコホーム支援事業
―内容は
物価高騰の影響などを受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、高い省エネ性能の新築の注文住宅や分譲(建売)住宅の購入やリフォームを後押しする事業です。
―対象となる世帯は
子育て世帯は、申請時に、2005年4月2日以降に出生した18歳未満の子どもがいる世帯が対象です。24年3月末までに工事を着手した場合は、04年4月2日以降に出生した子どもが18歳未満の世帯が対象となります。
若者夫婦世帯は、夫婦のどちらかが1983年4月2日以降に生まれた39歳以下の世帯が対象です。2024年3月末までに工事を着手した場合は、1982年4月2日以降に生まれた39歳以下であれば対象となります。
―対象住宅と補助金は
対象住宅は、長く安心・快適に暮らせる長期優良住宅と省エネ性能が高いZEH(ゼッチ)住宅です。補助金は、長期優良住宅は一戸当たり一律100万円、ZEH住宅は80万円です。市街化調整区域内で土砂災害警戒区域などに立地している場合は、長期優良住宅は50万円、ZEH住宅は40万円に減額されます。
―対象期間と申請は
23年11月2日以降に工事を着手した住宅が対象です。11月30日までに予算が上限に達したら終了するので、早めの申請をお勧めします。
―担当者から
対象の住宅は、建物を強化するためにコストアップの可能性もありますが、創建ホームでは長期優良住宅やZEH住宅を推奨している住宅メーカーなので、気軽にご相談ください。
住宅資金の贈与が最大1000万円まで非課税に
住宅取得資金贈与の特例
―内容は
親や祖父母(直系尊属)から、住宅購入資金の贈与を受けた場合に一定額まで贈与税が非課税になります。購入者にとっては、非常にメリットの大きい制度で期間は2026年までです。
―非課税の限度額は
新築の省エネ基準がZEH水準以上など質の高い住宅については1000万円(基礎控除と合わせて1110万円)までで、それ以外の住宅の場合には、500万円までの資金援助が非課税となります。
―利用条件は
贈与を受ける人の所得が年2000万円以下であることや居住開始前までに贈与を受けること、贈与を受けた年の翌年3月15日までに居住を開始するなど、贈与者、受贈者、住宅それぞれに利用条件があります。
最長13年間 所得税などが控除
住宅ローン控除
―内容は
毎年末の住宅ローン残高の0・7%が最長で13年間、所得税(住民税)から控除される制度です。期間は2025年までの入居で、持ち家最大のメリットです。
―控除の条件は
ローン残高の限度額は、省エネ性能の高い認定住宅の場合は最大4500万円、ZEH水準省エネ住宅の場合は最大3500万円となります。2024年以降に建築確認を受ける建物で省エネ基準に適合しない住宅は、住宅ローン控除の対象外となりましたので注意が必要です。
また、2024年までの入居で19歳未満の子どもがいる子育て世帯と、夫婦どちらかが40歳未満の若者夫婦世帯については、最大5000万円が上限となり、節税効果は13年間で455万円になります。
―担当者から
共働きの場合は、夫婦でそれぞれ申告して住宅ローン控除を受けた方が、全体の還付金額が増えるケースや住宅ローン控除をふるさと納税やイデコなどと併用すると節税効果が低くなるケースもありますので詳細についてはご相談ください。
内窓設置や外窓交換で最大200万円補助
先進的窓リノベ2024事業
給湯省エネ2024事業
―キャンペーンの目的は
住宅省エネ2024キャンペーンは、50年のカーボンニュートラルの実現に向けて、住宅の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯機の導入等でのリフォームを支援する国の事業です。これからリフォームを考えている人にとっては、メリットしかない補助金制度となっており、それぞれのリフォームの目的に合った補助金を活用しましょう。
―内容は
窓の断熱リフォームに特化した先進的窓リノベ事業と、省エネを強化するための給湯省エネ事業が、主な補助金制度です。
先進的窓リノベ事業は、内窓設置や外窓交換、ガラス交換、ドア交換の工事をする家庭が対象となります。高断熱窓の設置で最大200万円の補助があり、過去最高のリフォーム補助額となっています。
給湯省エネ事業は、エコキュートやエネファーム、ハイブリッド給湯器の設置で、最大20万円の補助があり、古くなった給湯器を交換するなら、今がお得です。
―担当者から
補助金の交付申請を含むすべての手続きは、キャンペーンに登録された住宅省エネ支援事業者が行います。弊社はキャンペーンの事業の公式登録済み事業者です。安心してお任せください。
交付申請期間は今年末までですが、予算がなくなり次第終了となります。早めの申請をお勧めします。