
東広島市は4月1日付で人事異動を行った。副市長を1人体制とし、「技監」を新設。担当部長制を導入し、重点的に取り組むべき施策をスピード感をもって推進していくための体制を整備し、人員を配置した。(猪上)

目次
組織の新設・再編のポイント
交通渋滞対策や駐車場などの交通施設を一元管理するため都市部を「都市交通部」へ改称し、「交通政策課」を新設した。
また、インフラ整備や市営産業団地の造成などに一体的に対応するため、建設部、都市交通部、下水道部の3部を統括する「技監」を新設。
部局を越えて、脱炭素や女性活躍などの重要施策を進めていくため7つの「担当部長」を設置。
重要なミッションの推進と統括を行う次長級の「統括監」、担当ミッションに専任として取り組む「担当課長」を配置した。
新たに設置された「乳幼児教育・保育担当課長」に、市で初めて保育士を登用。保育の質の向上と保育士の人材育成などを行う。

技監・昇任部長の意気込み
新ポスト・技監と昇任部長の意気込みを紹介。(敬称略)
台信達観 技監兼都市交通部長

■良好な居住環境を目指したまちづくり
市民の皆さまが安全・安心に暮らせるよう、良好な居住環境を目指したまちづくりを進める。都市交通部への改称とともに、より一層、市内の渋滞対策と公共交通施策(BRT、生活交通の確保・充実など)に取り組む。
橋本光太郎 DX推進担当部長

■デジタル化推進し市民サービスを向上
市役所業務のデジタル化などによる市民サービスの向上や、市民ポータル・事業者ポータルなどを活用した地域課題解決に取り組み、市民・地域企業・団体などの幸福感(Well-being)の向上を目指す。
河野洋介 公共施設マネジメント担当部長

■安全安心な公共施設の整備
公共施設の老朽化などの課題に対して適切な予防保全に努めるとともに、長期的な視点を持って更新、複合化、長寿命化などを計画的に推進。未来につながる持続可能で安全安心な公共施設の整備に取り組む。
中村満彦 地域振興部長

■施設整備を通じて地域活性化
大屋根広場や福富みらいベースなどの施設整備を含め、地域活性化につながるにぎわいづくりや交流促進。地域別計画などに基づき、地域それぞれの特徴を生かしたまちづくりに取り組む。
大石美廣 生活環境部長

■誰もが快適に過ごせる日常生活の実現
誰もが心豊かに快適な日常生活が送れるよう、生活環境の保全や廃棄物の減量化・資源化を推進。持続可能な循環型社会を構築し、誰もが互いに尊重し合える多文化共生社会、男女共同参画社会の推進に取り組む。
間所克成 環境先進都市担当部長

■脱炭素化による持続可能な地域づくり
人類共通課題である地球環境の保全に向け、市民・事業者などの省エネ行動促進や再エネ導入など、総合的な地球温暖化対策を推進するほか、大学や民間企業と連携し、脱炭素化による持続可能な地域づくりに取り組む。
吉岡志保 地域共生社会担当部長

■安心して暮らせる地域共生社会の実現
ひきこもりなど制度のはざまで支援が届いていない人、相談できず抱え込んでいる人などを包括的に支援する体制を構築。誰もが生きがいを持って安心して暮らせる地域共生社会の実現に向けて取り組む。
細谷直美 商工労働・女性活躍担当部長

■魅力ある仕事と働く環境を創出
魅力ある仕事と働く環境を創出するため、産業イノベーション創出環境の充実や中小企業の活力強化、半導体関連産業の集積や企業誘致に取り組むとともに、職場や地域社会における女性の活躍を促進する。
矢野満久 下水道部長

■災害に強い下水道を構築
持続的で安定的な下水道サービスの提供を行うため、下水道経営の健全化に努め、計画的で効率的な施設の建設と更新を実施するとともに、災害に強い下水道を構築するため、市街地の内水浸水対策に取り組む。
令和7年度4月1日付人事異動 一覧





