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【PN2021.2/25号】シリーズ 東広島の政治:第3回 記者の目で分析|議会や行政に精通するプロが分析

2021.02.23


 

プレスネット2月11日号で、東広島市議の一般質問ベスト5を取り上げながら、「東広島の政治・市議の役割」について特集した記事が大きな反響を呼んだ。本紙編集委員の吉田実篤と日川剛伸、政治評論家の伊藤正義氏の3氏が、座談会で今回の記事を分析した。

(日川)

 

行動を変え勉強を重ねる市議に

 

吉田:市議の特集記事について、企画した経緯と反響は。

日川:昨年、市議会会派の一般質問を特集したが、市議からは、一般質問の中身を問う声が多かった。もう一つ、市議の仕事が市民に伝わっていないのでは、という思いもあり企画した。反響は上々。ただ、ベスト5に入らなかった市議の質問には、市民(読者)から大変評価されるものもあった。今回はあくまで行政に精通するプロや市幹部職員など専門家の意見を重視した。

伊藤:一般質問を行った市議を実名で取り上げるなど今までにない試みで大きなインパクトになった。市民は、市議が議会の中で何を質問し、どんな活動をしているのかということについて、ほとんど知る余地がない。議会便りが配られたりするが、多くの市民から「読んでも分からない」「読まない」「大体興味がない」との声が圧倒的に多い。議会や市議について、市民に興味を持ってもらうためにも今後も続けていくべきだ。

 


吉田:市の幹部職員に聞いたら、ベスト5にはほとんど差がないと。どの質問も実現可能な内容だったということを聞いた。

伊藤:質問する議員は、質問のレベルが問われるわけで、事前勉強と調査が大事。自分自身が納得して質問ができるかどうかが、質問のレベルアップにつながる。

日川:ベスト5選定のポイントは行政のトップである高垣市長の答弁を引き出しているかということと、市民の生活に直結しているかということ。高垣市長の答弁は、市の総意としての意味を持つ。市議には全市的な見地から質問をすることが求められており、今回は地域の代表として地域に限定した質問は除いた。

吉田:ただ、現職市議からは、もっと夢のある質問がベスト5にあっても良いという指摘や、ベスト5に選ばれなかったことに不愉快な思いを持つ人もいた。

日川:お叱りを受けようと、基準に沿って決めたことなので、言いようがない。

 

本質を突いた質問



伊藤:上位に挙げられた質問は本質的なことを突いて的を射ている。1位のコロナ禍の消費喚起策は、市にとっては非常に重たい課題。まだまだ成長が見込まれる学園都市で、経済を活性化させるということは、最も優先させるべき問題だ。

吉田:2位の水道事業の広域連携は、市民から見ると分かりにくい。

伊藤:勇気のある質問。水道事業は、高度経済成長期に全国に水道管が敷かれたが、老朽化で施設を更新する必要に迫られている。ただ、膨大な費用がかかるわけで、市町の単位では難しい。それで国が補助するから県と市町の広域連携に参加しなさいと。県単位でいうと何百億の事業。地域にもお金が落ちるわけで、地元への経済効果も計り知れない。

吉田:記事には、現職市議のコメントだろうが、「勉強不足を露呈する手応えのない市議もいる」とあった。

日川:一般質問では、答弁者が窮するような質問も、たまにある。当然、質問と答弁がかみ合わないが、質問した議員は「良く分かりました」と。自己満足のために質問しているのだろうかと、思うときがある。

吉田:今回の記事が与えるインパクトは?

伊藤:二通りのパターンが考えられる。一つは何があろうとも、自分は自分の道を行くという人。もう一つは、市民に見られていることを意識して勉強を重ねていくタイプ。後者の市議が増えることを期待する。

日川:市議には、日頃から演説会を開くなどして、行動パターンを変えていってほしい。市民から、何をしているのか分かる市議になってほしい。

吉田:昨年来、市政から県政、国政まで政治をテーマに記事を書いているが、市民の関心度を含めて、極めて反響は高い。コロナ禍で政治家の役割は高くなっており、今後も市民に分かりやすい言葉で、市政と政治家について伝えていきたい。



🔍【シリーズ】東広島の政治

 

 

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