1/4

(SAT)

東広島市・竹原市のトップに聞く「今年の抱負」

  • 2025/01/01

大学と共創し新たなまちづくり発展へ

東広島市長 髙垣 廣德氏

東広島市長 髙垣 廣德氏

 昨年は市制施行50周年を迎え、市民や企業の皆さまと共に先人が築かれてきた本市の歩みを振り返るとともに、今後の飛躍と次世代への期待を共有する喜ばしい年となりました。
 また、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞は、本市が目指す誰一人取り残さないSDGs(持続可能な開発目標)の達成や、創り出していく平和であるポジティブピースの実現にもつながるものと考えております。
 本年は、新たな50年の歩みを進める年です。大学との共創の取り組みである「Town&Gown(タウンアンドガウン)」を中心とした新たなまちづくりを発展させるほか、子どもから高齢者、外国人など多様な主体が世代や文化の違いを超えてつながる地域共生社会の実現などの施策を推進します。
 市民お一人お一人がWellーbeing(幸福感)を感じられる「やさしい未来都市 東広島」の実現に向けて全力で取り組んでまいります。



販路開拓、生産性向上、創業支援に力

東広島商工会議所会頭 木原 和由氏

東広島商工会議所会頭 木原 和由氏

 わが国経済は、コロナ禍からの回復が進み、デフレ脱却の好機を迎え「停滞から成長」への転換局面にあります。今後、持続的な成長を実現するには、中小企業の「稼ぐ力」の強化が重要となります。そのためには、生産性の向上やイノベーションにより、新たな付加価値を生み出すことが必要です。
 当所では本年、第3期の経営発達支援計画をスタートさせます。事業の目標には、販路開拓支援、生産性および付加価値向上に関する支援、質の高い創業支援の3つを掲げています。
 「経営相談」「専門相談」を通じて、IT(情報技術)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、WEBマーケティングの活用を重点的に支援するほか、創業支援と創業後のフォローアップにも力を入れてまいります。
 本年も、地域経済の活性化と企業の活力強化に向けて全力で取り組みます。皆さま方の一層のご理解ご協力をお願い申しあげます。



公共施設の再整備など着実に推進

竹原市長 今榮 敏彦氏

竹原市長 今榮 敏彦氏

 令和6年は、竹原市出身の田口侑治さんが、パリ2024パラリンピックにゴールボール男子日本代表として出場し、金メダルを獲得という偉業を達成され、日本中に勇気と感動を与えてくれました。
 さて、昨年は元日の石川県能登地方を襲った大地震や、全国各地で異常気象の影響による豪雨災害に見舞われた年でありました。
 本市は、市内各所において、防災・減災に向けた実効性のある対策を推進しており、引き続き、
国および広島県と連携しながら、災害に強い社会基盤の構築に取り組んでまいります。
 本年1月から、新庁舎での業務がスタートします。気持ちを新たに、職員と共に行政サービスの向上を図るとともに、引き続き、老朽化した公共施設等の再整備に向けた取り組みなどを着実に進め、「元気な竹原市」の実現に向け、尽力してまいります。
 本年もより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。



地域経済の持続的な発展を支援

竹原商工会議所会頭 山本 靜司氏

竹原商工会議所会頭 山本 靜司氏

 昨年を振り返りますと、会員事業所を取り巻く環境は依然として円安やエネルギー価格の高騰に伴う物価高、加速化する少子高齢化の進展による人口減少のため社会構造が変化していく中、深刻な人手不足など非常に厳しい状況にあります。
 一方、コロナ禍を乗り越え、社会経済活動が正常化したこともあり、賃上げを含む前向きな活動が中小企業にも出てきています。
 また、本市においては本年より市役所業務が新庁舎へ移行しました。市民の皆さまに喜ばれ、新しいランドマークとなることを期待します。今後予定されている公共施設ゾーンの再整備事業について重要な局面に入り、注視していく必要があります。
 当所も本市の新しい時代を切り開いていく覚悟で、引き続き地域経済の持続的な発展ならびに会員事業所の皆さまの発展のため、全力を尽くしてまいります。関係各位の一層のご支援ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

記者の画像

プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

おすすめ記事

新着記事