吟醸酒の父と呼ばれる東広島市安芸津町出身・三浦仙三郎の酒造りをテーマにした映画「吟ずる者たち」。
仙三郎役の中村俊介さんを迎えてロケ地でもある白牡丹酒造(西条町)で取材会が行われた。中村さんは「仙三郎が酒造りに命を懸けたように自分もこの作品に情熱をぶつけたい」と意気込みを語った。
映画は明治と現代の2つの時代を描く。中村さんが演じる明治編では三浦仙三郎が失敗や挫折を繰り返しながらも酒造りに不向きとされた広島の軟水による醸造法を導き出していく。
現代編では仙三郎の末裔を比嘉愛未さんが演じ、酒造りに奮闘する姿を描く。
映画はオール広島ロケで今秋の酒まつりに合わせ10月上旬に公開予定。
(堀江)
「日本酒の深みを感じて」 映画「吟ずる者たち」撮影開始
製作発表で作品の魅力を語る比嘉愛未さん(右から2人目) 吟醸酒の父と呼ばれた三浦仙三郎(安芸津町出身)の酒造りと、その魂を引き継ぐ若者た...